今日1月28日は、先代住職である大豊和尚の命日です。朝のお務めで回向いたしました。そして昼前には、家族そろって焼香いたしました。
そしてこの日は毎年、家内が鯛焼きを焼いてくれまして、先代にお供えする日となっております。今年も焼くのかなと思っておりましたら、元目町においしそうな鯛焼き屋さんがあるとかで、買ってきてお供えしてくれました。この鯛焼き屋さんは以前はコーヒー店を営まれており、母がよく通っていたようでした。
下の弟からは毎年、抹茶が送られてきますので、献茶をいたします。また出入りの仏具屋さんは毎年必ず先代が好みとしていた香りのお線香をお供えしてくださいます。
「死んだら無だ、墓もいらん、供養もいらん」という人がいます。でもそれはひょっとしたら、自分が没後に供養してもらえる自信のない人の強がりではないかなとも思えます。先代は供物と、なによりも縁者の笑顔に囲まれて、うれしいことでしょう。