先代の作品を整理しておりまして、ご希望の方には差し上げたりもしています。そんな中で、かねてよりこれだけはばらばらにしたくないと思っておりましたのが、細字で書いた五枚の扁額、二十五人の菩薩さま方です。仮に一部屋の四辺に飾りますと一枚余ることになりますので、さてどのような飾ろうかと思案いたしておりましたが、この度、本堂の中央に五枚共飾ることといたしました。
不勉強ですので、どの菩薩様がなんという方かわからないのですが、先代は仏像の見分け方に関する書籍もたくさん残してくれましたので、またおいおいと勉強して参りたいと思っております。一人だけ僧形の方がいらっしゃいまして、この方は地蔵菩薩さまでしょうか? 他の方は持ち物等でもわかるかもしれません。そのためには『仏像の持ちもの小事典』(秋山正美 著 燃焼社)という本も頼りになるかもしれません。でも楽器を持たれている方も多いので、菩薩方ではなく天部の方でしょうか? そういえばネックレス等されていませんし…。じっくりと本を読んで勉強し、同定させていただきたいと思います。そしてそういうことがすらすらっと説明できますと、法要のときにでもご説明させていただけて、檀信徒の皆さまにもさらにお寺に興味も持っていただけるかもしれませんね。