今日・明日は和合の大山祇神社の大祭です。神社のお祭りなので本来でしたら坊主の私は関係ないわけですが、大山祇神社には半僧坊大権現さまが祭られておりますので、毎年、私がお経を上げに行っております。毎年このお祭りの日はお天気に恵まれ、私が先代住職から引き継いでからは、おそらく一度も雨だったことがないと記憶いたしております。でも今日は朝からお天気が心配で、外でのお経なので、出頭衣(正式の法衣)で行くか従軍衣(やや略式の法衣)を着るか、袈裟を着用するかそれとも絡子でいいにしようか迷いました。寺を出るときには薄日が差してまいりましたので、これならまあいけるかなと、紫衣(紫色の出頭衣)で、袈裟も持って出かけました。
今日はちょうど達磨忌ということもあり、先代の描いた達磨さんの刺繍入りの袈裟は今日の着用にぴったりでした。このお袈裟をご寄付くださったお檀家のFさんも和合の方で、見ていただけてありがたかったです。
お経は般若心経・消災呪・仏頂尊勝陀羅尼を読んで半僧さまに回向し、さらに半僧真言を21回唱え、和合の氏子の皆さまのご健康を、微力ながら祈願させていただきました。