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軸部屋の片付け

 かつては事務室として使っていた三畳ほどの部屋があります。先代はここを掛け軸のしまい場所として使っておりましたが、まあ愚痴になりますけれど、どんどん整理せずに突っ込んでおりましたので、「触らずの部屋」、「掛け軸の魔窟」となっておりました(しまった! 片付ける前の写真を撮っておけばよかったです)。そこをやっと片付け始めました。
 本堂の前に新しく建てた倉庫に、まずは入っていた掛け軸をすべて出してみました。いやぁ、なめてましたね。その数、実に150余本。一度に4本ずつ運びましたが、額も入れますと40往復以上で、とにかくやっとのことですべて倉庫に運び終わりました。
 その後日、今度はゴミ等を家内にも手伝ってもらい、捨てましたが、いろいろと昔の寺や幼稚園の帳簿なども出てまいりました。もう優に保管期間は過ぎておりますので、これらもゴミに出します。いろいろと変わったものも出てまいりました。「半僧坊奥山音頭」のレコード。聴いてみたいような、聴きたくないようような…。先々代が私のために書いてくれた、ひらがなの経本。これは大切に取っておきましょう。そしてゴミに混じってお宝でも出てこないもんかと思っていたら、お約束のように出てきた100円札と1円札が数枚ずつ。
 まだまだ本などが残っておりますが、一日の掃除を終えて私は全身のかゆみがとまらず、家内もハウスダストアレルギーで目が真っ赤に! 少し気力も充電させてから再チャレンジでしましょうか。
 そして最後には、倉庫から出した掛け軸も再びしまわなくてはなりませんが、少し多すぎますね。特に先代が書きました細字観音の掛け軸はかなりありますので、ご希望の方にはもらっていただければと思います。

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