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桜の木

 いよいよ4月に入りますと、ひくま幼稚園の園舎取り壊し工事が始まります。それに先立ちまして、本日、桜の木の、枝の剪定をしてもらいました。
 寺を訪れる檀信徒の皆さんに園舎取り壊しの話をいたしますと、多くの方が桜の木の心配をしておられました。ひくま幼稚園にとっても善信寺にとっても、この三本の桜の木は特別な存在なのだなと、あらためて思いました。
 ご安心ください、桜の木は残します。ただし、園舎の取り壊しのために園庭に重機を入れなくてはならず、そのためには枝が少々邪魔になります。そのため南側に張り出した枝の剪定が必要となったわけです。
 暑い夏には多くの緑葉で木陰を作り、子どもたちを守ってくれた枝々ですので、もちろん切るのは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、手作業で園舎解体となりますと、工事費の桁も違ってまいります。ごめんね、という気持ちでお許しを願います。考えてみれば、この枝々が元のように戻るまでは私は生きていないでしょう。緑陰を作ってくれた姿も自分にとっては見納めです。

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