ちょっとずつ歳晩作務、つまり年末の作務を始めていますが、昨日はお内仏（おないぶつ）の掃除をいたしました。お内仏というのは、普通のご家庭の仏壇にあたりまして、要するに私のご先祖さま方の位牌を祀ってある場所です。庫裡にありますので、檀信徒の皆さまがご覧になることはほぼないかと思われます。ここには我が「水野家」の他に、先代十七世の「吉富家」、先々代十六世の「古田家」、その前の十五世の「松本家」の位牌も同時にお祀りいたしております。
ご本尊さまは臨済宗の家としては珍しく、大日如来さまをお祀りいたしております。大日如来さまは真言宗でよく祀られる仏さまで、うちは墓地に弘法大師のお堂があったりと、ここでも「隠れ真言宗」かよという感じですよね。智拳印を結んでおられますので、金剛界の大日如来さま？ すみません、こういうあたりはよくわかりません。 (^_^;)
小さな厨子に入っているのは観音さまで、こちらが庫裡を建て替える前のお内仏の本尊さまでした。あとはお釈迦さまと達磨さまを祀っております。
檀信徒の皆さまからお預かりいたしておりますお位牌を祀る御位牌堂の掃除は、二日かけて先週終わりました。一つ一つ丁寧に拭かせていただきました。
