お寺に生花はつきもので、ご本尊さまや如来・菩薩像、祖師像にも捧げますし、位牌堂や永代供養塔、あるいは歴代ご住職方にも捧げます。ただ花も最近は値上がり著しく、そうそう頻回に替えることも難しい状況です。寺も緊縮財政で運営いたしておりますので…。ただ枯れたような花をいつまでも飾っておくわけにはいきませんので、茎切りをして水の上がりがいいように長持ちの工夫はいたしますが、枯れたら花壺から抜いて空っぽにしておくか、あるいは新しいものに替えなくてはなりません。昨日、しばらく空っぽにしたままだったお墓の花壺に新しく菊の花を入れました。その際に、「善信塔」、つまり善信寺の歴代ご住職の寺庭(奥さま方)さんの入られているお墓にだけ、ちょっと贔屓いたしまして、カーネーションを入れました。私の母もいますので、明日の母の日の、ささやかなプレゼントというわけです。お墓を見回してみましたら、他にもカーネーションの入っているお墓が数基ありました。母の日の感謝でしょうね。