新年度のスタート

　桜も盛りを過ぎ、花びらのシャワーが園庭に降り注いでいます。昨日で令和4年度も終わり、今日から新年度です。例年ですと幼稚園の新学期も始まり、新たに子どもたちを迎える準備に大わらわの日々が始まるのですが、昨年度同様、今年も静かで穏やかなスタートです。昨日までは、唯一人残ってくださっていた幼稚園の事務員さんがいましたので、桜の掃き掃除も二人でできましたが、今年度からは一人仕事です。一人黙々と花びらを掃き集めるのも悪くはないのですが、やはり一抹のさびしさを感じますね。
　さびしさと言えば、知人が昨日亡くなりました。まだお若いのに…。長い闘病の末だったそうです。その方がお母様に日頃伝えていた言葉。「私が産まれたとき、私は泣いたけれど、周囲の人たちは笑っただろう。私が死ぬとき、周囲の人たちは泣くかもしれないが、私は笑って逝こう」　かなり心に沁みました。彼女は歌手であり、詩人であったので、自分の覚悟を言葉でうまくまとめられたのかもしれません。素晴らしい覚悟ですし、実際、笑って亡くなったそうです。私も、ひきつりながらでも、やせ我慢でも、笑顔で死にたいと思いました。