本日、1月9日は、京都は嵐山にあります大本山天龍寺の先代管長、平田精耕老大師の命日です。私は天龍寺で修行をさせていただき、そのときに平田老師は僧堂の師家でいらっしゃいましたので、私のお師匠さまということになります。とても優しい方で、思い出すだにつけ懐かしさを感じます。また、今思えば、老大師の教えをもっとしっかりと聞いておけばよかったと思いますし、あらためてお話をうかがいたいと心から思います。
身近にいてくださるときにはありがたみを十分に意識することはなくとも、いなくなれば心細く、またお話をうかがいたくなる懐かしさや、もっといろいろとお話をうかがっておけばよかったという後悔の念を感じるのが、まさに親と恩師ですね。今日は朝のおつとめの際に、大悲呪一巻を上げさせていただきました。
ところで、1月は多くの方の命日がございます。
同じく9日が、先代住職の実母、つまり私の祖母の命日。
明日10日は、臨済宗開祖の臨済禅師の命日。
17日は臨済宗の修行のもとを作られた百丈禅師の命日。
18日は臨済宗再興の祖である白隠禅師の命日。
23日は善信寺開山の江雲禅師の命日(善信寺開山忌)。
28日は先代大豊和尚の命日。
それぞれに朝のおつとめで、感謝を捧げます。